車を買ったばかりの当時はうれしいこともあり、隣に乗せる彼女との付き合いもあり。
通勤に車は使っていなかったが、ガソリン代は月平均で3万円以上は平気で使っていた。
当時(平成始め)の給料は、手取りが10万円台前半と記憶している。そこから車のローンやクレジットカードの利用代金、ガソリン代、彼女とのデート代を捻出し、パチンコ、そして酒飲みをしていれば、あっという間に金は無くなる。
生活費にも困ることが多くなった。パチンコで負ければ同僚から金を借りることもあった。
給料日で返していたので金銭的にトラブルには至らなかったが。
この時点ではまだ「消費者金融」に手を出すことはなかった。絶対、消費者金融からは借金しないという信念もあった。
ある日、クレジットカードの利用明細を見ていて、クレジットカードで借金ができる「キャッシング」に気付いてしまった。
これで同僚から借金しなくて済む。そのキャッシングは一括払いであったが、生活費が足りないときはキャッシングをしながらの生活が始まったのだ。
生活費抑える努力しろよ、俺。
ついに借金をしてパチンコをした枯れ男。ギャンブル依存は枯れ男を着実に蝕み始めた。
さらに浪費と借金は加速します。