機械的な組み合わせ、例えば本紙予想印の組み合わせで、レースの結果から的中率と回収率を算出
して考えていった。
ある程度、形になったと判断した枯れ男は、またしても借金で借金の返済を賄うべく、不確定な根拠のままで馬券の購入金額を底上げしていった。
外出するときは携帯電話から馬券を買うので、通話料が月1万以上に膨れ上がった。
ARS方式で今みたいにIPATじゃなかったから、1回の投票で最低でも2分くらいかかったかも。
全レース買うとなると通話料もバカにならなかったのである。
銀行カードローンと組合の借金返済に追われ、携帯電話の料金も負担になった。
肝心の投資競馬成績は大負けはしないものの、大勝ちもしない。
なんとかプラスは維持していても、勝つ分より支払うお金のほうが明らかに多いから、時が経つにつれ経済状況が苦しくなっていく。
根っからのギャンブラーな枯れ男は、投資競馬とは別に重賞レースには大枚を投資した。
手元にあるお金は借金したお金なのに、借金を元手にお金を増やそうとして。
経済的に苦しくなってくると、賭けるお金が増してくる。
賭け金が大きくなるということは当たれば回収する金額も大きい。
また、見事に当たってお金が戻るたびに、「もっと儲けよう」という心が現れる。
メインレースで戻ったお金を最終レースへつぎ込むことも。
最終レースを買わなければ多額のプラスで終れることを、自らの行為によってゼロかマイナスにしてしまうことが多かった。
金の亡者となった枯れ男は、自らの手で自分の首を絞めていたのだ。
お金に対する欲望がコントロールできず、金銭感覚も破壊されていた。借金を肩代わりしてもらったことは頭の片隅にあるのだが、ギャンブルで勝って借金を返すことが自分の使命とまた考え始めた。
もうその使命にブレーキはきくことがなかった。
場外馬券場に足を運んでいた時は予定購入金額何その、
財布の最後は有り金使っていましたし、
IPATでは前もって決まった額しか購入できないんですが、
その分マメに買うようになるし、
当たるとそのお金また回すからあまり残らなかったし…
いずれにしろ身を持ち崩しました(^^;;
ギャンブルに借金注ぎ込みだすと、
「フツーの勝ち」では「返済」に回せないのでトータルで「チャラ」だったとしても「借金だけは確実に残ってしまう」点がネックでした。
大勝狙って大金注ぎ込むようになり、そのちょっとした無理が「冷静な判断」を狂わせていく事がよく有りました。
「遊び心」というか余裕無くしてギャンブルには勝てないと痛感しています。
何だかお久し振りです。
いつもコメントを頂いていてありがとうございます。
私は競馬をしなかったのですが、負けが込むと
賭けるお金が大きくなるのですね。
その心理はよく分かります。
パチスロでも負けてくると一発逆転の機種を選択して
借金で作ったお金をつぎ込むという悪循環でした。
冷静な判断がないから依存なのでしょうかね。
>Nightfly67さん
自分も競馬場にいくと財布が空になることがしばしばでした。
馬券下手なのに上手と思い込んでましたね。
自分も最後はIPATでした。
三連単モニターも当選しました。それが運のつきだったかも。
>mpapaさん
ようこそ。こちらに初コメありがとうございます。
そうなんですよ。普通の勝ちじゃ駄目なんですよね。
常に余裕ないし、その日の負けはその日のうちに取り戻そうと。
薄暮競馬がそう、傷口に塩。
スレ立てしたこともあります<実況
>あやはるるさん
吉宗に夢中だった自分です。
何度も銀行往復して、無くなれば今度は金融駆け込み寺。
金が欲しいならもっとお金を大切にせねばいかんのに。
冷静じゃなかったなぁ。。。